武田薬品 HAE急性発作発症抑制薬・タクザイロのペン製剤の承認取得
公開日時 2025/09/02 04:47
武田薬品は9月1日、遺伝性血管性浮腫(HAE)の急性発作発症抑制薬・タクザイロ皮下注300mgペン(一般名:ラナデルマブ(遺伝子組換え)の承認を取得したと発表した。ペン製剤は既承認のシリンジ製剤の剤形追加となる。武田薬品は発売時期について、「薬価収載後できるだけ早く発売する予定」としている。ペン製剤は新キット製品(収載時期:5月、11月)のため、11月に収載されるとみられる。
タクザイロは在宅自己注射できる。武田薬品は、今回のペン製剤の承認取得により、「手技の簡便さを求める声など、タクザイロのシリンジでは満たされていなかったニーズに対応できる」ようになるとし、「HAE患者さんの個々のニーズへの貢献が期待される」としている。
タクザイロの用法・用量は、「通常、成人及び12歳以上の小児には、ラナデルマブ(遺伝子組換え)として1回300mgを2週間隔で皮下注射する。なお、継続的に発作が観察されず、症状が安定している場合には、1回300mgを4週間隔で皮下注射することもできる」。