JCRファーマは9月4日、日本国内での事業基盤の拡充に向けた「日本開発ユニット」の新設など、組織変更を行うと発表した。信頼性保証本部と研究本部の組織再編も実施する。いずれも10月１日付。

日本開発ユニットの新設の狙いについて、同社は「創薬エコシステムを取り巻く近年の国内規制の動向や環境変化に柔軟に対応」するためと説明。国内での医薬品開発を戦略的かつ迅速に行うことで事業基盤の拡充を進める。

また、信頼性保証本部は傘下に「GCP 品質保証部」「GMP 品質保証部」「GMP 品質管理部」を新設して組織再編する。これまで信頼性保証本部と研究本部がそれぞれ有していた品質マネジメント機能を統合し、「一貫した品質ポリシーに基づいた最適なマネジメントを実施する」としている。

研究本部では、グローバル申請に向けてCMC関連組織の連携強化のため、アナリティカル R&Dセンターの傘下にあった分析開発ユニットをCMC開発研究所傘下に移管し、「分析研究ユニット」と改称する。同じくアナリティカルR&Dセンター傘下にあったQC Testing ユニットは、信頼性保証本部に新設する「GMP品質管理部」に統合、廃止する。