JCRファーマは9月13日、創立50周年を迎えた。同社は12日、特設サイトや広告などの取り組みを展開することを発表。代表取締役会長兼社長の芦田信氏は「苦しんでおられる患者さん、ご家族の想いに応えることが私たちの使命。これからも強い覚悟のもとで取り組んでいきたい」とコメントした。

同社は1975年、芦田氏が創業し、「ロウキナーゼ」の精製および原液製造から事業を拡大した。現在はムコ多糖症II型治療薬・イズカーゴ点滴静注用10mgなど、独自の血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」を用いた治療薬の研究開発を進めている。

特設サイトでは、こうした技術開発の歩みに加え、各部門の社員のインタビュー、ドキュメンタリー映像などを公開。また、新聞や交通広告や、デジタル広告などの展開も行っていくという。

芦田氏は、「患者さんの声に真摯に耳を傾け、自分たちに何ができるかを問い続けてきた結果、海外にも展開できる企業へと成長した。この 50 周年はゴールではなく、新たな挑戦のスタートだ。これからも強い覚悟のもとで取り組んでいきたい」と強調した。