不眠症薬グービビック 処方増意向は8割超も第一選択は2割
公開日時 2025/11/01 00:00
依存性の少なさは高評価有効性に若干の懸念も不眠症は十分な睡眠が得られず、日中の活動や生活の質に支障を来す状態を指し、主な症状には寝つきが悪い、途中で目覚めてしまう、早朝に目覚めて再び眠れないといったものが挙げられる。また、長期間にわたる不眠は心身の健康に悪影響を及ぼし、高血圧や糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めることも報告されている。不眠症の薬物療法では、長らくベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬が使われてきたが、長期または高用量の服用によって依存性や耐性が生じやすいなどの問題があるため、近年では新たな作用機序を有するメラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬の使用が増えている。2024年12月に発売されたクービビック錠(一般名:ダリドレキサント)は経口の不眠症治療薬で、覚...