東邦HD 高速道路での自動運転トラックによる災害時緊急輸送の有用性を確認
公開日時 2026/01/21 04:48
東邦ホールディングスは1月20日、大規模災害時を想定したメーカー倉庫から医薬品卸倉庫への高速道路を活用した自動運転トラック輸送の有用性実証実験を行い、その有用性を確認したと発表した。併せて、災害地域卸倉庫での不測の事態を想定した新開発の温度管理ロールボックスパレット(カゴ台車)の有用性も確認した。
実証実験は、災害時の一般道通行規制やドライバー確保困難を想定し、東邦薬品、T2、ワコン、安田ロジファーマの4社と共同で2025年12月8月に実施された。自動運転の走行は、新東名高速道路静岡SAから名神高速道路鈴鹿PAまでの一部区間で行われた。
検証内容は、▽貨物を積載した幹線輸送における自動運転の走行ルート及び走行リードタイムの検証(全ての実証はドライバーが乗車し、レベル2相当で実施)、▽ロールボックスパレット内温度管理能力の有用性検証(走行開始からの24時間)、▽災害時にメーカー倉庫から災害地域卸倉庫まで輸送する高速道路自動運転物流の有用性検証、及びロールボックスパレットが災害地域で荷下ろし後も温度管理が可能であることの有用性検証――となる。
実証の結果、各項目の有用性が確認された。東邦HDは、「今後もパートナー企業と協力し、平時・有事における医薬品等の安定供給に努める」としている。
東邦グループは、T2と戦略的パートナーシップを構築し自動運転による高速道路物流の可能性を、ワコンとは資本業務提携を通じて新たな温度管理保管と輸送方法を研究している。安田ロジファーマとは「BCP体制構築検討会」を通じ、災害時の医薬品流通のあり方について議論を重ねている。