提供:クロスコ株式会社
Web講演会は製薬企業における重要な情報提供の場として定着した一方で、「開催して終わりになってしまう」「視聴ログやアンケートだけでは、何が刺さったのかが分からない」「次の施策やMR活動に活かし切れない」といった課題も残る。
クロスコは、配信を“開催・運用”で終わらせず、講演会を継続的に活用できる“マーケティング資産”へ変えることを目指している。その仕組みを牽引するのがAX(AIトランスフォーメーション)だ。AIを活用してWeb講演会の運用・コンテンツ活用・効果測定を一体で変革し、次アクションにつなげる――その取り組みの中核となるのが、講演中の反応をキーワード単位で取得・可視化する新サービス、「TSUMAREACTION(ツマリアクション)※特許出願中」である。
クロスコが描くWeb講演会の新しい形と、AXがもたらす価値について、代表取締役社長・永澤浩行氏に聞いた。
Web講演会は「開催して終わり」ではなく、積み上がる“資産”になる
――クロスコが掲げる「Web講演会AX」とは?
「Web講演会は、単発のイベントではなく“積み上げていくほど価値が増す資産”になり得ます。ところが現実には、運用負荷やコスト、そしてデータ活用の難しさが壁になって、開催した内容が十分に活かされないケースが少なくありません。私たちは年間約1000件のWeb講演会運用を支援する立場として、ここを構造的に改善できると考えました」
永澤氏によれば、重要なのは「開催・運用」だけを最適化するのではなく、講演会を“次につなげる”ところまでを見据えた設計にすることだ。クロスコは、Web講演会を資産化するための要素を大きく3つに整理する。
① 集客・配信を安定運用する(実務として回ること)
② 内容を“読める形”にして残す(検索できる・共有できる)
③ 視聴者の“関心”を捉え、次アクションに接続する(改善とフォローにつなげる)
「この3つが揃って初めて、講演会は“開催して終わり”から脱却できます。TSUMAREACTIONは、その中でも③の『関心を捉える』部分を担う中核機能です」
“気になった言葉を押すだけ”「講演中の反応」を取得するTSUMAREACTION
――Web講演会の効果測定は、どこに限界があると感じていますか。
「視聴時間や離脱率は“見られたかどうか”は分かりますが、“何に反応したか”までは分かりません。アンケートも有効ですが、講演後の記憶に依存しやすく、回収率や設問設計にも左右されます。結果として、次の施策が担当者の経験や勘に寄ってしまう。ここを“ファクト”に変えたいというのが出発点でした」
主催者が本当に知りたいのは、「どのトピックが刺さり、どの瞬間に関心が高まったか」だ。講演会後の情報提供やフォローの精度が成果に直結する以上、“関心が動いた瞬間”を捉えることは、講演会の価値を高めるうえで欠かせない。
「TSUMAREACTIONは一言でいうと、Web講演会の“関心”を取りにいく仕組みです。視聴者は、講演中に表示されるキーワードボタンを押すだけ。それが“その瞬間に気になった”という一次情報になります。」
TSUMAREACTIONの狙いは、視聴者に負担をかけずに反応を拾うことにある。コメント入力やフォーム回答ではなく、最小動作で関心のシグナルを残すため、講演への集中を妨げにくい。講演中の“温度感”が、後から振り返れるデータとして蓄積されていく。
AIがリアルタイムに発言を解析し、反応をログとして蓄積する
――仕組みをもう少し具体的に教えてください。
TSUMAREACTIONの基本フローは次の通りだ。
1. 講演中の音声をAIが解析
2. 事前に設定したルールに基づき、キーワードをボタン表示
3. 視聴者が“気になった”ボタンを押して反応
4. 反応ログがリアルタイムに蓄積され、講演終了後に集計
5.「どのキーワードが、いつ、どれくらい反応されたか」をレポート化
レポートは、講演会全体のサマリーに加えて、キーワード別の反応推移、カテゴリ別の関心分布、回を重ねた比較など、改善に直結する形で整理できる。ポイントは“自動で結論を出す”のではなく、担当者が判断しやすい材料として提示する設計だ。
ここまで見える——反応ログが、次の企画とフォローを具体化する
TSUMAREACTIONで得られるのは「反応数」だけではない。どの論点に関心が集まり、どのタイミングで山ができたかを捉えることで、次の打ち手が具体化する。
「“何が刺さったか”が分かると、次の打ち手の精度が上がります。講演会を単発イベントではなく、継続的な関係構築の起点にする。そのために必要な材料を提供したいと考えています」
また、要約レポートサービス「TSUMARI NOTE(ツマリノート)」や、要点を短く把握できる「TSUMARI VIDEO(ツマリビデオ)」と組み合わせることで、講演会の内容を“共有できる形”で残し、社内活用の幅を広げられる。反応データと要約コンテンツをセットで運用することで、講演会の資産価値を高めていく考えだ。
製薬企業が気になる「キーワードの選択」と「表示責任」
――どのようなキーワードが表示されるかが気になる点ですが。
「そこは最初から最重要論点として設計しました。キーワード表示は“主催者が承認したワード”に限定できる運用にしています。何を出すか、どの表現にするかは最終的に主催者側がコントロールできる。運用で守れる仕組みにすることが、長期活用には不可欠だと考えています」
運用面では、講演会ごとにキーワードの粒度や分類、レポートの見せ方をすり合わせ、実施結果を踏まえて改善していく。「どの分類が使いやすいか」「何を見れば改善につながるか」といった“運用の型”も、回を重ねるほど固まっていくという。
Web講演会を“価値創造の場”へ——今後の展望
――今後、どのような進化を見据えていますか。
「講演会の価値は“視聴させる”ことだけではなく、“関心を起点に次につなげる”ことにあります。反応データを施策に活かすところまでを含めて、講演会を価値創造の場にしていきたい。将来的には、運用の省力化やお客様のCRMなど他システムとの連携も含め、より実務にフィットする形に磨き込んでいきます」
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