塩野義製薬の抗うつ薬・ザズベイ キッセイ薬品の子宮筋腫治療薬・イセルティ それぞれ販売開始
公開日時 2026/03/23 04:50
塩野義製薬は抗うつ薬・ザズベイカプセル30mg(一般名:ズラノロン)を、キッセイ薬品は子宮筋腫治療薬・イセルティ錠100mg(リンザゴリクスコリン)を3月19日にそれぞれ発売した。両剤とも18日付で薬価収載されたもの。
【3月19日発売】
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ザズベイカプセル30mg(ズラノロン、塩野義製薬)
薬効分類:117 精神神経用剤(内用薬)
効能・効果:うつ病・うつ状態
薬価:30mg1カプセル 646.80円(1日薬価:161.70円)
市場予測(ピーク時6年後):投与患者数20万人、販売金額29億円
GABA-A受容体ポジティブアロステリックモジュレーターで、既存の抗うつ薬とは異なる新規作用機序医薬品。用法・用量は、「通常、成人には30mgを1日1回14日間夕食後に経口投与する。なお、本剤による治療を再度行う場合には、投与終了から6週間以上の間隔をあけること」と、2週間の服用で効果判定が可能な設定となっている。漸増療法など用量調節が不要な設定となっていることも特徴。
塩野義製薬は、「従来の治療薬は効果発現までに数週間を要することが多く、効果発現が早い治療薬が求められていた。本剤は、治療介入が必要なうつ病患者さんに対し、治療早期からうつ症状を改善することで、うつ病領域における重要なアンメットニーズに応えることが期待される」としている。
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イセルティ錠100mg(リンザゴリクスコリン、キッセイ薬品)
薬効分類:249 その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む)(内用薬)
効能・効果:子宮筋腫に基づく下記諸症状の改善。過多月経、下腹痛、腰痛、貧血
薬価:100mg1錠 429.10円(1日薬価:858.20円)
市場予測(ピーク時7年後):投与患者数4.1万人、販売金額31億円
経口ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)拮抗薬。用法・用量は「通常、成人には200mgを1日1回経口投与する。なお、初回投与は月経周期1~5日目に行う」。国内で既承認の経口GnRH拮抗薬にはレルミナ錠がある。
子宮筋腫は、女性の70%以上が発症すると報告され、特に働き盛りの30~40代に好発し、過多月経や慢性的な疼痛症状によって患者QOLを低下させ、社会活動にも大きな影響を及ぼす。キッセイ薬品は、疾患啓発サイト「
be loving」を開設し、子宮筋腫をはじめとする女性疾患に悩んでいる人の医療アクセスの向上に取り組んでいる。