薬粧連合 12組織で定昇やベアなど実施 賃上げ率は「昨年同時期と同程度」 3月末時点の春闘妥結状況
公開日時 2026/04/07 04:51
医薬化粧品産業労働組合連合会(薬粧連合、松尾仁雄会長)は4月6日、2026年度の春闘の結果(3月末時点)について、加盟12組織が定期昇給や定昇以外の賃金引上げ(ベースアップや特別一次金等)の実施で妥結したと発表した。平均賃上げ率は「昨年同時期と同程度の推移」だとしている。
薬粧連合によると、加盟27組織中、第一三共や中外製薬、アステラス製薬など13組織が3月末までに妥結した。このうち、人事制度変更などの事由がある組織を除く全ての組織で定昇の実施が決まった。また、定昇以外の賃金引上げを獲得した12組織のうち、10組織についてはベースアップや臨時定昇などの固定給増を獲得した。
取り組み結果について、「加盟組織の要求率は序盤において25年度を上回る水準でスタートしたが、昨年同時期と比較した賃上げの妥結内容は平均的には同程度の推移となっている」と説明。4月以降も加盟組織の労使交渉や協議が控えており、「引き続き賃上げ及び労働条件の改善が実現されるよう、薬粧連合として加盟組織の支援を継続する」としている。
薬粧連合では、26年度春闘に向けて、「物価上昇を上回る実質賃金向上の観点から賃上げ分3%以上、定昇分を含めて5%以上の賃上げを目安に取り組む」との方針を設定。26年度について「賃金と物価が安定的に上昇する経済に移行する重要な年」と位置付け、「医薬化粧品産業を日本の基幹産業として成長させていくためにも全産業と共に賃上げに取り組み、人材獲得競争力を維持・強化していくことが引き続き重要」との考えを示している。