塩野義製薬 抗HIV薬・ドルテグラビルの開発で文部科学大臣表彰受賞 従来治療の課題を改善
公開日時 2026/04/08 04:50
塩野義製薬は4月7日、HIVインテグラーゼ阻害剤・ドルテグラビルの開発が、令和8年度科学技術分野の「文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)」を受賞したと発表した。この表彰は、科学技術に関する研究開発や理解増進において、顕著な成果を収めた個人・団体を称えるもの。
同社によると、従来の抗HIV薬によるエイズ治療では死亡率が低減したものの、複雑な服薬条件や副作用の発現など多くの課題があった。一方、ドルテグラビルは1日1回・低用量の服薬に加え、薬物相互作用の懸念が少ないことから併用薬との合剤化ができ、アドヒアランスが改善されるなど、従来治療の課題を改善。また、ドルテグラビルを主成分とする抗HIV薬4製品はHIV治療の中心的な役割を果たしている。
同社は、「今後も60年以上におよぶ感染症領域における研究・開発で培ったノウハウを活用し、HIV感染症治療と予防の両面からグローバルヘルスへの貢献を果たしていく」とコメントしている。