中外製薬と日本新薬 抗CD20抗体・ガザイバ 特発性ネフローゼ症候群で適応拡大申請
公開日時 2026/05/22 04:48
中外製薬は5月14日、抗悪性腫瘍剤のヒト化抗CD20モノクローナル抗体・ガザイバ点滴静注1000mg(一般名:オビヌツズマブ・遺伝子組換え)について、特発性ネフローゼ症候群に対する適応拡大申請を行ったと発表した。同剤は日本新薬と共同開発・販売を行っており、これまでにCD20陽性の濾胞性リンパ腫、CD20陽性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の適応を取得している。
ガザイバは、幹細胞や形質細胞以外のB細胞上に発現するタンパク質であるCD20に結合する糖鎖改変型タイプII抗CD20モノクローナル抗体。今回の適応拡大申請は、特発性ネフローゼ症候群の患者を対象に同剤の有効性および安全性を評価した国際共同第3相臨床試験(INShore試験)の成績に基づくもの。主要評価項目は、投与開始1年後(52週)まで持続的完全寛解(SCR)を維持した患者の割合で、統計学的に有意な差が確認された
同社の奥田修代表取締役社長CEOは、「新たな治療選択肢として、一日でも早く患者さんにお届けできるよう、承認取得に向けて取り組んでいる」とコメントした。また、日本新薬の中井亨代表取締役社長は、「効能が追加されることで、医療現場のニーズにお応えするとともに、患者様の治療により一層貢献できるものと考えている」とした。