富士ソフト “使う”から“動かす”AI時代到来 「Gen.2 AI事業戦略」発表 ビジネス現場の実装力強化
公開日時 2026/07/17 04:50

富士ソフトは7月16日、「Gen.2 AI事業戦略」を発表した。企業のAI活用が “使う時代” から “動かす時代”へとシフトするなかで、同社は様々なビジネスシーンに応じ、AIモデルの構築から運用までを一貫して担う実装モデルを事業戦略に刻んだ。記者会見に臨んだ室岡光浩代表取締役社長執行役員CEOは、「幅広い領域でシステムを支えてきた経験を活かし、AIを使うだけでなく業務や現場で動かし続けることに責任を持つ会社へ進化したい」と強調した。
同社の強みは、組込・制御分野の技術で長年培った「AI×IT×OT」の統合力にある。これを活かし、コンサルティングから開発、システム構築まで各種産業に最適化されたトータルソリューションを展開している。今回発表した事業戦略は、ビジネス現場の設備やロボットを動かす「フィジカルAI」、人の業務を支援・代替する「ビジネスAI」、システムを構築・運用する「エンジニアリングAI」を3本柱に据え、これらAIの共通基盤となる「AIアセットファブリック」を2026年度中に整備するという。AIの活用をビジネス現場に浸透させ、止めずに動かし続ける実装力を強化することで、AI時代の新たな競争優位性を確立するというものだ。
室岡社長CEOは、「我々はAIを特別な企業だけのものにせず、誰でも価値を享受できる形にしたいと考えている。そのために、AI、IT、OT(制御・運用技術)のエンドツーエンドの統合力や当社の強みを活かしながら、AIを社会や産業に実装してまいりたい」と意欲を示した。また、八木聡之常務執行役員CTOは、「我々がフィジカルAIで培ったノウハウは、医療現場や製薬の領域でも通じるものがあると思っている。我々の技術をアプローチし、オファリングとして出していきたいと思う」と述べた。