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2時間の男性育休研修で父親の週末育児時間が1時間増加 メディパルHD参画の共同研究の結果が公表

公開日時 2026/07/22 04:49
2時間の男性育休研修を受けた父親は、週末の育児時間が約1時間増加―。メディパルホールディングスは7月21日、同社従業員などが参加した男性育休研修の効果検証に関する大規模ランダム化比較試験(RCT)の結果を発表した。研究結果では、職場で実施した研修が父親の育児参画を促すだけでなく、母親の労働時間の増加にもつながることが示された。

RCTは、東京大学、同志社大学、筑波大学、一般社団法人EVIDENCE STUDIOの共同研究として行われた。2023年8月から24年3月にかけて、メディパルホールディングスを含む民間企業2社と地方自治体2団体の計4組織に所属する1200人以上の男性従業員を対象に実施。同社グループからは1000人以上が参加した。80の職場をランダムに2群に分け、2時間の育休研修の効果を検証した。

その結果、研修を受けた父親の週末の育児時間は一日平均6.7時間となり、未受講者の5.8時間を約1時間上回った。効果は特に5歳以下の子どもを持つ家庭で大きく、一日あたり2.3時間の増加が確認された。

研修の効果は男性の配偶者(母親)の就労にも及んだ。父親が研修を受けた家庭では、母親の労働時間が週23.8時間となり、未受講者の家庭の20.2時間を3.6時間上回った。

研究では、①育休制度の法的整備や経済的支援に加え職場の意識改革を組み合わせることの重要性、②父親の育児参画が増えると母親がより長く働けるという波及効果、③職場の同僚が育児休業に好意的であると伝えるだけでは行動が変わらないこと―、の3点が示唆された。

◎メディパルHD 男性の育休取得率が74.7%に向上

メディパルホールディングスは研究結果も踏まえ、多角的な男性育休推進策を進めている。グループ会社のメディセオでは、約1か月の育児休業を取得した男性MS(マーケティング・スペシャリスト)3人による座談会を企画し、業務引き継ぎの工夫などを社内配信した。これらの取り組みにより、同社グループにおける25年度の男性従業員の育休取得率は、前年比15.8ポイント増の74.7%に向上している。

メディパルホールディングスは、重要課題の一つであるD&I推進のKPIとして「2030年度までに男性従業員の育児休業取得率100%」を掲げている。「本実証実験で得られた知見のもと、仕事と育児を両立できる企業文化の定着をさらに加速させ、持続可能な社会の実現への貢献と企業価値向上を目指していく」とコメントしている。
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