第一三共 5DXd-ADCグローバル商業化でコマーシャライゼーションユニット新設へ ケラー氏がCCO
公開日時 2026/08/25 04:51
第一三共は8月24日、2030年までに予定するがん領域5製品20適応症の上市を見据え、グローバルの商業化体制およびリソースを集約・再編すると発表した。新たに設置するコマーシャライゼーションユニットは、欧州、中国、日本・アジア・太平洋、北米、ラテンアメリカの5地域のビジネスと6つのグローバルファンクションで構成される。同ユニットの設置は2027年4月1日付で、Chief Commercialization Officer(CCO)にはケン・ケラー氏が選任された。
同社は、①エンハーツ、②ダトロウェイ、③パトリツマブ デルクステカン(HER3-DXd)、④I-DXd(DS-7300)、⑤R-DXd(DS-6000)-の5つのDXd-ADC(抗体薬物複合体)製品を活用して、中計期間中に20以上の標的適応症の全世界での迅速な上市・拡大を推進する戦略を掲げている。また、2035年までにがん領域でグローバルトップ5カンパニーを目指している。
今回のコマーシャライゼーションユニットの新設は、迅速かつ一貫性のある事業運営を実現するとともに、リソース配分および意思決定の最適化を図ることを目的とするものだ。同ユニットのCCOに就任するケン・ケラー氏は、オンコロジービジネスユニット長を歴任するとともに、同社取締役およびDaiichi Sankyo, Inc.の取締役会議長、社長兼CEOとして米国事業を牽引。主力のDXd ADCであるエンハーツ、ダトロウェイの上市・市場浸透に貢献してきた。同社としても、「商業化の基盤構築においてケラー氏は中心的な役割を果たしてきた」と高く評価しており、第6期中期経営計画(2026年度~2030年度)の目標達成の要となるコマーシャライゼーションの舵取り役を任せることになった。
◎日本・アジア・太平洋ビジネスは村上伸夫氏、北米は茂田憲治氏、中国は餘舛祐一氏がヘッドに
5つの地域ビジネスおよび各ビジネスヘッドは以下の通り。①欧州ビジネス:Markus Kosch氏(Head of the European and Canada Oncology 1 Business Division)、②中国ビジネス: 餘舛祐一氏(執行役員、ASCA ビジネスユニット長)、③ 日本・アジア・太平洋ビジネス: 村上伸夫氏(上席執行役員、ヘッド オブ グローバル コーポレートストラテジー、Chief Strategy Officer)、④ 北米ビジネス:茂田憲治氏(上席執行役員、Head of the U.S. Oncology Business Division)、⑤ ラテンアメリカビジネス:Marcelo Goncalves氏(President of the Daiichi Sankyo affiliate in Brazil)-。※カッコ内の役職は2026年8月24日現在。