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エーザイ 服薬支援機器を発売 医療・介護施設向け 指定時間に服薬呼びかけ クラウドで遠隔管理も

公開日時 2017/01/13 03:51

エーザイは1月12日、予めセットした時間に必要な薬の入ったケースが押し出され、患者に音声で服薬を呼びかける服薬支援機器「eお薬さん」を薬局や医療機関、介護施設向けに発売したと発表した。処方、調剤後に継続的に服薬されることが治療上大事だとして、同社が開発した。医療・介護従事者、患者家族が、服薬状況を知ることができる「見守り支援機能」も搭載した。

機器は、施設側が購入し、施設で利用したり、患者らに提供したりする。機器には、1日最大4回(朝、昼、夕、就寝前)の服薬時刻を指定して、1週間分の薬をセットできる。セットする薬ケースは、一包化された薬も入る7cm×9cmの大きさ。指定時刻になると、その薬ケースが前方に押し出され、音声と画面表示で患者に服薬を呼びかける。薬ケースが取られなかった場合、改めて音声で知らせるとともに、指定時刻から40分経過すると薬ケースを回収。次の指定時刻になるまで、原則として薬ケースが取り出せない仕組みで、過量服薬を防ぐ。

服薬の有無は医療・介護従事者、患者家族にメールで知らせることができる。専用クラウドを介して、服薬状況が1年間記録・保存され、1カ月単位でグラフ化され、離れた場所からでも服薬状況を確認できる機能も搭載している。

販売は同社のMRなどが行う。価格は8万5000円(税別)。日立キャピタルからのリースも可能。販売対象として特定の疾患領域などは定めていない。販売計画は非開示。

販売に先駆け、全国で約100カ所の薬局や医療機関、介護施設の協力のもと、在宅医療の現場や施設等でテスト機による実証実験を行ったところ、服薬率の向上、過量服薬の防止に加え、家族や薬剤師、看護師、介護従事者の服薬支援負担の軽減などの効果が認めらたという。見守り支援機能によって、家族が患者の生活リズムの乱れに気付き、医療機関への受診につながったケースもあったとしている。

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