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アステラスと核酸医薬創薬ベンチャー・NapaJenが共同研究契約締結

公開日時 2019/03/19 03:51

アステラス製薬と、北九州市立大学発の創薬ベンチャーNapaJen Pharma,Inc.(本社:米国)は3月18日、新規核酸医薬品の創製に関する共同研究契約を締結したと発表した。締結は、2月28日付。低用量で有用性を発揮できるNapaJen社独自の薬物送達技術を活用し、画期的な新規核酸医薬品の開発を目指す。同社は、「製薬企業の有する人財や資金などのリソースを活用し、新たなパイプラインを確立したい」とコメントしている。

◎低用量で高い有効性・安全性


核酸医薬をめぐっては、標的臓器・標的細胞以外にも送達されてしまうため、高用量の投与が必要になるという課題がある。NapaJen社の薬物送達技術である「DDSテクノロジー」は、核酸医薬を多糖であるシゾフィラン(SPG)の受容体であるDectin-1を発現する樹状細胞やマクロファージに選択的に送達させることを可能にしたもの。同社によると、これにより、SPGと複合体化された核酸医薬は、核酸医薬そのものに比べて、より低用量で高い有効性・安全性を発揮する効果が動物実験で確認されたという。

契約の創薬ターゲットは非公開だが、同社では、樹状細胞の関与する自己免疫疾患、移植拒絶、各種免疫炎症疾患、がんの免疫療法、また肺線維症や骨粗鬆症などマクロファージの関与する各種の疾患に技術が応用できるとしている。

 
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