アステラス製薬 社外取締役候補・元ファイザー高原氏「独立性基準満たす」 米ISS社の反対推奨に見解
公開日時 2026/06/01 04:48
アステラス製薬は5月29日、議決権行使助言会社の米Institutional Shareholder Services Inc.(ISS社)から第21期定時株主総会に付議する社外取締役候補者の高原茂季氏について反対推奨するレポートを発行されたと明かした。ISS社は高橋氏が20年2月までファイザーの取締役執行役員経理・財務本部長を務めていたことで、「株主が評価するための情報を開示していない」と指摘した。これに対し同社は、「高原氏がファイザーを退社してから6年以上経過し、退社後は同社やPfizerグループの経営に関与する立場にない」として、「社外取締役の独立性基準を満たす」との見解を示した。
米ISS社は、6月19日開催予定の定時株主総会に付議された社外取締役候補者の高原氏について、「同氏が過去に在籍していた組織と当社との取引関係が開示されている一方で、当該取引関係の重要性を株主が評価するための情報を開示していない」として、独立性の観点から反対を推奨している。
これに対しアステラス製薬は、高原氏は20年2月までファイザー取締役執行役員 経理・財務本部長を務めていたが、「直近3事業年度(23~25年度)において取引関係はないと指摘。定時株主総会の招集通知には、Pfizerグループと同社グループとの間でライセンス等の取引関係はあるものの直近事業年度(2025年度)において取引関係がない旨を記載している」と強調。「高原氏は、Pfizerグループ全体および他のPfizerグループ企業の経営に直接関与する立場になかった」と説明した。さらに、「退社してからは6年以上経過しており、退社後は同社やPfizerグループの経営に関与する立場にはなかった」として、東京証券取引所が定める独立役員の要件および同社の定める社外取締役の独立性基準を満たすものと判断し、高原氏を独立役員として東京証券取引所に届け出ているとした。