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アステラス製薬 グラセプターカプセルとタクロリムス普通製剤(GE含む)の取り違え報告で再び注意喚起

公開日時 2026/06/03 04:50
アステラス製薬は6月2日、グラセプターカプセル(タクロリムス徐放性製剤)とタクロリムス普通製剤(プログラフ及び後発医薬品を含む)の取り違え事例の報告が継続して認められるとして注意喚起した。2023年11月から2025年7月の期間において投薬後に取り違えが発覚した事例件数は減少傾向にある一方で、交付前に発覚した事例を含めると計15 件(年間換算 8.57 件)が発生したと報告され、2023年10月以前と比較して増加傾向にあった。PMDAも同日、医療関係者に対し注意喚起した。

両剤の取り違えについては、2020年10月および2023年11月に注意喚起されていた。ただ、日本医療機能評価機構「薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業」および「医療事故情報収集等事業」で公表された事例をみると、2023 年 11 月の注意喚起前(2020年10月~ 2023年10月)の公表事例が7.14 件/年だったのに対し、2023年11月の注意喚起後(2023年11月~ 2025 年 7 月)の公表事例は8.57件/年と、約20%増加していることが分かった。

具体的な事例報告では、調剤時において薬剤師の判断や患者からの後発医薬品への切り換え要望を契機に、グラセプターカプセルがタクロリムス普通製剤の後発医薬品に切り換えられていたものや、移植患者においてグラセプターカプセルとタクロリムス普通製剤の取り違え後に拒絶反応が発現した事例などが確認されている。

◎グラセプターカプセルは徐放性製剤 普通製剤とは製剤的特徴、服薬後の体内動態が異なる

同社は、「グラセプターカプセルはタクロリムス徐放性製剤であり、タクロリムス普通製剤(後発医薬品含む)とは製剤的特徴および服薬後の体内動態が異なる」と強調。これらの薬剤が取り違えられて投与された場合、十分な薬効が得られない恐れ、あるいは副作用の発現につながる恐れがあると注意喚起した。また、グラセプターカプセルの後発医薬品は2026年6月時点で販売されていないことも指摘した。

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