アステラスグループの米アジェンシス ライセンス修正で1200万ドル支払い
公開日時 2009/11/25 04:00
アステラス製薬は11月24日、グループ会社である米国のアジェンシス社が、米国のバイオベンチャーのシアトルジェネティクス(SG)社からライセンスを受けているがん細胞を死滅させる技術「抗体-薬物複合体」(ADC)について、開発プログラムを複数個に拡大するなどの修正契約を行ったと発表した。がん領域の開発パイプラインの強化が狙い。
修正契約に伴い、SG社には一時金として1200万ドルを支払う。追加プログラムが成功した場合、最大2億5000万ドルのマイルストン、売り上げ達成に伴い最大1億ドルとの一時金支払いが生じる可能性があるという。
アジェンシス社は、がん領域の抗体医薬を専門とするバイオベンチャー。発表によると、ADC技術は、がん細胞表面の抗原に結合する抗体に毒素を付け、細胞内で毒素を放出させることで、がん細胞を死滅させる技術。