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卸連、薬政連「厚生労働大臣表彰受賞者祝賀会」 主催者・来賓あいさつの話題は薬価制度抜本改革

公開日時 2017/02/03 03:50

日本医薬品卸売業連合会(卸連)、日本薬業政治連盟(薬政連)による「厚生労働大臣表彰受賞者祝賀会・懇親会」が2月2日、国会議員、厚労省幹部、医療関係団体幹部、業界関係者を多数招いて都内で行われ、主催者・来賓あいさつでは薬価制度抜本改革が話題のひとつになった。
 

薬価の毎年改定には「断固反対」を表明していた卸連の鈴木賢会長は、主催者として立った開会あいさつで、薬価制度の抜本改革論議に対し「医薬品の安定供給、流通改善を進める観点から業界としての意見を述べていく」と表明。
 
最初の来賓あいさつに立った塩崎恭久厚生労働大臣は、「この厳しい薬価制度の見直しの中で、一番大変なのは卸の方々ではないか」と卸側が抱く懸念に理解を示したうえで、「(卸に)しわ寄せがいかないように、そして医療の質が上がるように、国民に還元されるように、精一杯努力したい。さらなる対話を深めることで、(卸の)皆さんの思い、国民の思いを達成できるようにお願いしたい」と話した。来賓国会議員を代表してあいさつした伊吹文明元衆議院議長は、厚労相のあいさつに触れ、「『卸の方々に迷惑をかけない』と言うのは、重点的にやると言ったと理解している」と独自の解釈を披露した。
 
日本製薬団体連合会の多田正世会長は、「先ほど伊吹先生から大丈夫だというお話があったが、この毎年薬価改定の議論を見ていると、患者さんの命綱とも言うべき医薬品、そして私どもメーカー、そして卸様が使命感と誇りを持って運営している医薬品事業が、軽んじられているのではないか、評価されていないのではないかという危惧を持っている。社会保障費の伸びを抑えるために、専ら医薬品に矛先が向けられているような印象を受ける」と指摘。抜本改革論議には「積極的に参加していきたい」と述べ、イノベーションの促進を中心に、財政規律の確保と両立する、安定性と予見性の高い薬価制度の構築の必要性を強調した。

厚労大臣表彰は、卸連が団体として受賞、個人では現・卸連理事の松井秀夫氏、 元・卸連理事の東勇太郎氏が受賞した。
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