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製薬企業横断検索プラットフォーム「Phind MI」本格稼働 日本ユニシスが提供

公開日時 2019/10/28 03:50
製薬企業横断型のホームページ共通プラットフォーム「Phind MI」が10月25日、本格稼働した。Phind MIの活用で、薬剤師・医師などから寄せられるよくある質問とその答え(FAQ)や添付文書などの医薬品情報を企業横断的に検索することが可能になる(本誌既報、関連記事)。日本ユニシスが同日から提供を開始した。まずは、第一三共、大正製薬、武田薬品、中外製薬、ファイザーの5社が参画する。今後も参加企業を継続して募る考えで、11月にも第二次募集を開始する予定。多くの企業に参画してもらうことで、プラットフォームの価値を高めたい考えだ。

製薬各社は自社のHP(オウンドサイト)上にFAQを掲載するなどして、医薬品の適正使用を図ってきた。一方で、企業により形式や掲載判断などが異なることから、医療従事者にとっては検索が手間となり、結果としてFAQなどが十分に活用されていない実態があった。一方で、製薬企業のコールセンターも夜間・休日などの対応の難しさもある。

こうした課題の克服に向けて、日本製薬工業協会(製薬協)のくすり相談対応検討会が2014年から検討を開始。各社がFAQをはじめとして培ったノウハウをオープンソース化したプラットフォーム構想にたどり着いた。

それを具現化したのが、「Phind MI(https://www.phindmi.com/FAQ/)」だ。“製品名または一般名”と“キーワード”を入力すると、FAQや添付文書、インタビューフォームに記載された関連情報のURLが表示される。URLは各社のHP上にあり、製薬各社としても、自社HPのアップデートで最新情報の提供が可能になる。医療従事者にとっても、”365日、24時間”、効率よく検索できる。今後は、いかに参加企業を増やすかが、プラットフォームの価値を握ることになりそうだ。

◎製薬協・田中常務 製薬協加盟によらず「広く参画を」


10月24日、日本ユニシスが運用開始を公表するに際し、日本製薬工業協会の田中徳雄常務理事は、「今後は 製薬協会員会社のみならず 、一社でも多くの製薬企業に参加いただき、医療関係者の医薬品情報入手のツールとして広く利用され、医薬品の適正使用を通じて医療に大きく貢献できることを期待している」とコメントを寄せている。
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