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キッセイ薬品 選択的C5a受容体拮抗薬・タブネオスを7日に発売 MPA、GPA治療薬として

公開日時 2022/06/07 04:50
キッセイ薬品は6月7日、選択的C5a受容体拮抗薬・タブネオスカプセル10mg(一般名:アバコパン)を発売する。補体カスケードを標的とした初の顕微鏡的多発血管炎(MPA)及び多発血管炎性肉芽腫症(GPA)治療薬で、希少疾病用医薬品に指定されている。薬価は10mg1カプセル1403.90円。ピーク時売上予想は5年後に90億円。

キッセイ薬品は2017年6月に、スイスのビフォー・フレゼニウス・メディカル・ケア・リーナル・ファーマ社より国内の独占的開発・販売権を取得。創製元の米ケモセントリクス社がスポンサーとして実施した国際共同第3相臨床試験(ADVOCATE試験)に、ビフォー社とともに参画。得られた結果をもとに、21年2月に製造販売承認申請を行い、同年9月にMPA及びGPAを適応症として製造販売承認を取得。今年5月25日に薬価収載されていた。なお、同剤は、19年3月に、希少疾病用医薬品の指定を受けている。

MPA及びGPAの標準治療は、寛解導入療法では高用量のグルココルチコイド(副腎皮質ステロイド)と免疫抑制薬の併用が、寛解維持療法では低用量のグルココルチコイドと免疫抑制薬の併用が推奨されているが、重篤な副作用リスクが指摘されている。同剤の国際共同第3相臨床試験では、同剤の投与によるグルココルチコイドの投与量の低下や、使用期間を短期化できる可能性も示唆されており、新たな治療選択肢として期待される。
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