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小野薬品 ヘルスケアベンチャー支援で「小野デジタルヘルス投資」が事業開始 健康価値創出をサポート

公開日時 2022/07/20 04:50
小野薬品は7月19日、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)として「小野デジタルヘルス投資合同会社」を設立し、投資事業を開始したと発表した。医薬品事業以外のヘルスケア分野のベンチャー企業等へ投資を行う。同社は、ベンチャー企業の事業ステージや拠点を問わずに投資を行うことにしており、健康寿命の延伸と持続可能な社会の実現に貢献する方針だ。

小野デジタルヘルス投資合同会社の社長には、小野薬品で経理部長、経営企画部長(現任)を務める伊藤雅樹氏が就任。エグゼクティブインベストメントディレクターには小野薬品から内閣官房健康・医療戦略室に出向経験のある濱田雅宏氏(経営企画部 戦略企画課長・現任)が就いている。

小野デジタルヘルス投資合同会社は、ヘルスケアを「健康を実現するための活動全般」と捉え、同分野のベンチャー企業への投資等を通じて新たな健康への価値創出を目指す。小野薬品のCVCとしての位置づけだ。すでに同社は、創薬関連のバイオベンチャー企業等への投資を専門として2020年5月に米国で設立したCVC「Ono Venture Investment, Inc.」がある。よって、小野デジタルヘルス投資合同会社とも役割を分けて投資事業に取り組む方針だ。

健康寿命の延伸など、国民のヘルスケア分野への関心が高まるなか、デジタル技術を活用して、疾病予防やQOL(生活の質)の向上など、健康に関する社会課題の解決に取り組むベンチャー企業が増えている。小野デジタルヘルス投資合同会社は、今後ヘルスケア分野において、デジタル技術を活用するベンチャー企業等との共創を進め、新たな価値を提供したい考えだ。

すでに小野薬品としてはヘルスケア領域での投資実績も有している。例えば、21年5月に介護事業所向けリハビリSaaS「リハプラン」を運営するRehabが7億円の資金調達を行った際に、CYBERDYNE、CEJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタルなど複数VCと一緒に第3社割当増資の引受けに同社も名を連ねた。さらに、別案件では、21年12月に京都大学発のバイオマテリアルベンチャー企業・ビーエムジーに対して、抗がん剤領域における治療用医療機器の知見獲得、および医薬品とは異なる患者治療への貢献として出資を行っている。

小野薬品としては、「100%子会社である小野デジタルヘルス投資を通じて、今後ヘルスケア分野において、デジタル技術を活用するベンチャー企業等との共創を進め、新たな価値を提供したい」としている。
 
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