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参天製薬 中国のRemeGen社と「RC28-E硝子体内注射剤」でライセンス契約 アジア地域の独占権取得

公開日時 2025/08/20 04:51
参天製薬は8月19日、中国のバイオ医薬品企業・榮昌生物製藥(煙台)股份有限公司(RemeGen社)とRC28-E硝子体内注射剤についてライセンス契約を締結したと発表した。これにより参天製薬は、中国本土、台湾、香港、マカオ、 韓国、タイ、ベトナム、シンガポール、フィリピン、インドネシア、マレーシアを対象地域として、RC28-Eの開発、製造、販売に関する独占権を取得する。

RemeGen社は、中国・煙台経済技術開発区に本社を置き、北京、上海、米国カリフォルニアに研究開発拠点と子会社を展開する革新的なバイオ医薬品企業。今回のライセンス契約締結に伴い、RemeGen社は契約一時金として2億5000万人民元を受領する。また、開発および規制関連のマイルストン達成に応じて最大5億2000万人民元、販売マイルストン達成に応じて最大5億2500万人民元の支払いを受ける予定。さらにライセンス対象地域における純売上高に基づく追加のロイヤルティも受領する。

RC28-E硝子体内注射剤はRemeGen社の自社開発品。血管内皮増殖因子(VEGF)と線維芽細胞増殖因子(FGF)の両方を標的とする二重特異性融合タンパク質。網膜疾患である滲出型加齢黄斑変性(wAMD)、糖尿病黄斑浮腫(DME)、糖尿病網膜症(DR)の治療薬として臨床開発が進められている。

すでにDMEに関してはRC28-Eの第II相臨床試験結果が25年5月開催のARVO 2025で発表され、RC28-E投与群で最高矯正視力(BCVA)および中心領域網膜厚(CST)肥厚を大幅に改善し、認容性も確認された。また、RemeGen社はwAMDとDMEの治療でRC28-Eの第III相臨床試験を開始しており、25年度下半期にDMEへの適応について中国で生物製剤承認申請(BLA)を提出、26年度半ばにwAMDへの適応でBLA申請する予定。

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