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HAIPとHIJ 共同提言「医療分野における生成AI導入に伴うセキュリティの重要性」 全体最適型で整備

公開日時 2026/05/08 04:50
医療AIプラットフォーム技術研究組合(HAIP)とHealth ISAC Japan(HIJ)は5月27日、「医療分野における生成AI導入に伴うセキュリティの重要性」に関する共同提言を発表した。医療機関等における生成AI導入においては、経営層の指示のもと組織横断的なルールに基づき「全体最適型のセキュリティガバナンスを整備すべき」と強調。生成AIの安全・安心な活用を本格的に実現するため、官民のインセンティブを組み込み、共通基準のもとで評価・監査、情報共有、導入支援等を段階的・継続的に実施可能とする生成AIプラットフォームの構築が不可欠と主張した。

◎生成AIは急速に拡大 一方で新たな攻撃・障害の影響点を生み出すリスクを内包

共同提言では、医療DXの進展に伴い、医療分野における生成AIの活用は急速に拡大しており、診療録作成や要約、患者説明文の生成など医療従事者の業務負担軽減や医療提供の質向上に資する技術としての実用も加速度的に進展していると予測。「生成AIは医療業務に不可欠なものとして浸透すると考えられる」と強調した。一方で、サイバー攻撃の高度化・巧妙化が進む中で、「生成AIの利用に伴うセキュリティ対策は必ずしも十分に確立されているとは言えない状況にある」との懸念を表明。サイバーリスクの観点からは、「生成AIを用いた医療業務設計自体が、情報の流通経路や意思決定プロセスを変質させ、新たな攻撃・障害の影響点を生み出すリスクを内包している」と分析した。

◎医療機関ごと理事長・院長、事務長等の経営陣主導でセキュリティガバナンスの段階的整備を

その上で共同提言では、個々の医療機関ごとに理事長・院長、事務長等の経営陣主導のもとで全体最適型のセキュリティガバナンスを段階的に整備していく計画的な取り組みが重要であると強調。中長期的な観点からは、リソースの多寡等に伴う医療機関間のセキュリティ対応面の格差が本来の医療業務の質に影響しない仕組みが必要になるとして、安全な生成AIの継続的かつ平等な利活用を実現する共同プラットフォームの必要性を提起した。

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