大塚製薬 気管支拡張薬メプチンスイングヘラー承認取得 新製剤で操作性向上
公開日時 2014/02/18 03:52
大塚製薬は2月17日、気管支拡張剤メプチン(一般名:プロカテロール塩酸塩水和物)で新たなドライパウダー吸入式製剤「メプチンスイングヘラー10μg吸入100回」の承認を取得したと発表した。同社では、薬剤噴射との同時吸入が必要なく、吸入しやすいドライパウダー吸入式製剤を05年に発売しているが、新製剤では、小型化や操作の簡便性をより向上させた。
同剤は、大塚製薬の連結子会社である大塚テクノと新たに共同開発した粉末吸入器「スイングヘラー」にドライパウダー状の薬剤を充填した製剤。ワンプッシュで薬剤がセットできるほか、粉末吸入器と保管容器を一体化させたため、携帯性も向上した。適応は、気管支喘息や慢性気管支炎、肺気腫における気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解。
メプチンは、自社開発のβ2刺激薬で、80年に気管支拡張剤として発売して以降、錠剤、顆粒、シロップ、ドライシロップ、エアゾール、吸入液、吸入粉末剤の7剤形を揃える。売上高は12年度52億円。