富士経済・調査 呼吸器疾患関連薬、14年に3300億円市場に
公開日時 2006/06/04 23:00
総合マーケティング会社の富士経済は6月2日、呼吸器疾患治療薬の市場が20
14年には05年比34%増の3316億円に拡大するとした予測レポートをまとめた。
呼吸器疾患治療薬は、喫煙が原因で起こる慢性閉塞性肺疾患(COPD)に対する
認識が進み、潜在患者の掘り起こしや医療機関を受診する患者が増加する背景
を踏まえ、市場が拡大すると予測。特にCOPD 治療薬や禁煙補助薬は、啓発活
動をさらに活発化すれば、新規患者を取り込めるという。14年の予測市場規模
はCOPD治療薬が05年比で3.5倍の770億円、禁煙補助薬が2.3倍の32億円に拡大
するとみている。