日薬連・薬価研 06年薬価改定の影響率を調査
公開日時 2006/06/13 23:00
日本製薬団体連合会の保険薬価研究委員会は6月13日、06年薬価改定の影響度
を調べたアンケート結果を公表した。薬価研常任運営委員会社26社、医薬工業
協議会理事会社14社、PhRMA・EFPIA会員会社22社を対象に調査したところ、薬
価研が-7.1%、医薬協が-13%、PhRMA・EFPIAが-6%となった。市場全体の改
定率(-6.7%)と比べて内資系企業への影響が大きかった。
長期収載品の特例引き下げについては、06年改定で初めて対象になった品目、
02年と04年改定でそれぞれ対象となり、06年改定でさらに2%引き下げられた
品目を調べた。売上高に占める対象品目の比率では薬価研は02年・04年対象品
目が31.7%、06年対象品目が5.5%で計37.2%に及んだ。PhRMA・EFPIAは25.2%、
7.8%で計33%に達した。いずれも30%を超えており、各社の主力品が対象に
なったのではないかと分析している。特例引き下げの影響率をみると、薬価研
は単純平均1.1%、PhRMA・EFPIAは1.3%だった。