万有製薬とシェリング・プラウが統合しMSD株式会社として10月１日に発足、業務を開始した。従業員約4400人、MR約2350人で事業展開する。トニー・アルバレズ社長は９月の会見で、５年内に日本市場でベスト３に入る事業規模を目指すと表明している。

統合は、米国の親会社同士の経営統合に伴うもの。両社合わせた売上高は3382億円（09年業績単純合算）で、日本市場で８位。今後は、「循環器／メタボリック」「呼吸器」「感染症／ワクチン」「骨疾患」「皮膚疾患」「麻酔」「中枢神経」「眼科」「がん」「女性の健康」の領域で事業を行う。成長を特定の製品に依存せず、複数の多様な領域の製品の展開によって成長を描く。

同日、企業イメージ広告を発表した。未来に希望を託し、その使命をMSDが担うとの姿勢を表したという。