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武田薬品 長谷川社長 「ほぼ計画どおり」米市場の落ち込み最小化に意欲

公開日時 2010/11/01 04:00

武田薬品の長谷川閑史社長は10月29日、東京本社で開いた決算会見で、「将来の持続的成長を確かなものとするために、2010-2012年度の中期計画を過去の成功経験と決別し、新たな武田薬品へと成長する変革期と位置付け、各戦略を進めたい」との考えを表明した。11年3月期第2四半期業績については、米国で特許切れしたプレバシッドの減収や為替影響などもあり、5.5%減収となったものの、「ほぼ計画通り」と指摘。2011年度以降の見通しについては、米国市場の主力品アクトスの特許切れに伴う業績の底が13年度に来るとしながらも、「落ち込みを最小限に抑えるべく、15年度の業績を少なくとも2010年度レベルに回復させ、20年度に向けて10%程度の持続的成長をしていく」との考えを強調した。


11年3月期(10年度)第2四半期連結業績は、米国でのアクトス、ベルケイド、昨年新発売したデクスラント、ユーロリックに加えて、国内製品が業績を伸長させたものの、米国市場での特許満了製品の売上減や為替の影響によるマイナス影響があり、減収となった。利益についても、一般管理・販売費および研究開発費が円高影響で減少したものの、減収に伴う売上総利益の減を吸収できず、8.6%減益となった。


長谷川社長は会見で、「中長期構想の実現はもちろんのこと、年率10%成長の達成にむけて全力で取り組む」と意欲を示した。また、新規進出国の販売体制の強化にも取り組む姿勢を示し、特に中国では、天津武田を完全子会社化したことをあげ、「これまで遅れていたマーケティング体制の強化や製品ラインナップを加速化する」とした。またインドについては、販売基盤だけでなく、研究開発、生産などあらゆるバリューチェーンにおいて、「ローコストオペレーションの強みを最大限に活用したい」とし、2011年1月にはムンバイに拠点を設立する方針を明らかにした。


◎ファクターXa阻害剤「TAK-442」のP2を受け大川取締役 ACSは「極めてシビア」


そのほか研究開発統括職の大川滋紀取締役は10月26日付で発表したファクターXa阻害剤「TAK-442」のP2試験結果に触れ、高用量群での大出血の発生率がプラセボと比較して総じて高かったことについて、「今後の開発方針はデータを解析し、早期に結論を得たい」と述べた。ただ、試験の対象となった急性冠症候群(ACS)については、「極めてシビア」との認識を示した。


【連結業績(前年同期比)通期予想(前年同期比)】
売上高7140億2500万円(5.5%減)1兆4000億円(4.5%減)
営業利益2216億1900万円(8.6%減)3500億円(16.7%減)
経常利益2254億7300万円(11.5%減)3600億円(13.4%減)
純利益1442億1100万円(24.0%減)2300億円(22.8%減)


【グローバル製品売上高(前年同期実績)、億円】
リュープロレリン560(582)
ランソプラゾール752(1309)
カンデサルタン1089(1104)
ピオグリタゾン1956(1940)


【国内売上高(前年度実績)、億円】
ブロプレス677(663)
タケプロン341(364)
リュープリン326(327)
アクトス244(257)
エンブレル184(156)
ベイスン169(219)
ベネット88(86)
プレベナー53(-)
グロベニン-Ⅰ53(53)
乾燥弱毒性麻しん風しん混合ワクチン「タケダ」50(52)
リウマトレックス46(46)
セルタッチ46(57)
ダーゼン27(30)
ファーストシン27(27)
チラーヂン24(23)


 

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