―ＭＲの「2015年問題」を乗り越えてポロンカンパニー株式会社社長中川康司いまから10年ほど前、日曜の朝、都内のある病院の研修会を見学する機会があった。会の初めに、院長が参加者である職員に対して、いきなり檄を飛ばした。「うちみたいな規模の病院は、なんらかの特徴がなければ今後生き残れないんだ！」「・・・糖尿病に特化した病院として変わっていくから、全職員がその意識を持ってほしい！」「今日は今までのような単なる研修会ではなく、この病院の将来がかかっている会だからそのつもりで参加するように！」参加者は内科医だけでなく眼科や整形外科の医師も含み、またコメディカルスタッフのリーダークラスなど総勢70名ほど。取り組むべき課題がホットに議論され決定され、参加者の意識が非常に高まっていった。そして10年後、今...