大塚製薬 女性のMR経験者 医薬品事業初の執行役員に
公開日時 2011/06/21 04:01
大塚製薬はこのほど、医薬品事業で初めて女性執行役員2人を選任したと発表した。両氏ともMR経験者で、女性MRとしても同社初の執行役員となる。ポカリスエットやカロリーメイトなどの消費者関連事業部(同社ではニュートラシューティカルズ事業部と呼称)や人事部、広報部に女性執行役員がいるが、医薬品事業部にはいなかった。大塚製薬の女性執行役員は今回の2人を含めて計6人となり、執行役員の女性比率は16.7%となる。他業界を含めて女性管理職の割合は7~8%とのデータもあり、大塚製薬の比率は高いとみられる。
今回選任された女性執行役員は宇佐美睦子(ちかこ)氏と若菜佳子氏。両氏とも就任日は6月17日付。宇佐美氏は執行役員 医薬品事業部 医薬品事業企画担当となり、同社医薬品事業の海外戦略を練る。1990年入社。MRを経て本社経営企画、社長室長を歴任した。
若菜氏は執行役員 眼科・皮膚科製品事業部長となった。眼科・皮膚科領域は同社重点領域のひとつ。95年入社。MRを経て本社マーケティング担当、大宮支店の医薬課長を歴任した。医薬課長は支店所属MRのリーダー。