エムスリーとCRO・CSO事業を展開するメディサイエンスプラニングは５月15日、資本・業務提携を行うことで合意したと発表した。エムスリーがメディサイエンスの発行済株式の25％を取得する。エムスリーが得意とするネットによる治験支援・営業支援サービスと、メディサイエンスのCRO・CSO事業を活かし、共同で事業展開する。

営業支援の面では、エムスリーはネットを通じて医薬品などの学術情報を会員医師に提供する「MR君」を展開。一方、メディサイエンスは、製薬会社へコントラクトMR（CMR）を派遣するCSO事業を行っている。近年は、ネット経由で情報を収集する医師も増えており、「MR君」と実際のMRを連携することで、より効果的な情報提供活動をサービスとして展開する考えとみられる。

発表によると、CSO事業の業務提携として▽「MR君」サービスを活用できるCMRの派遣▽インターネットを効率的に使いながら、MRのディテールを学術面やイベント運営面で支援する人材の派遣▽MR君を効果的に使えるMRを製薬会社内に育成するトレーナーの派遣や研修運営－－を挙げている。