ニプロは10月1日、医薬関連事業を強化するとともに、ニプロの医療機器事業や硝子機材事業との連携強化を図る目的で医薬事業部を新設した。13年４月には、ニプロファーマが持つ後発医薬品の営業部門を本体の国内事業部と統合し、これまで別々に行っていた本社と子会社営業活動と物流を一体化する。最終的には、ニプロファーマの完全統合をめざす。
 

10月に新設する医薬事業部では、現行の材料事業部 医療推進部、東京営業部、並びに医薬品研究所を統合、医薬関連事業子会社の統括及び医薬品の開発・導出入、受託製造、医薬用デバイス・包装材料等に関する事業を行う。また、材料事業部は、医療用硝子及び関連器材の企画、開発、販売ならびに硝子製品の加工機械の開発、制作等に特化し、「MP 硝子事業部」に改称する。


ニプロファーマの販売組織のニプロ国内事業部との統合は、13年4月1日を予定している。ニプロファーマの2012年8月末時点でのMR数は184人。14年3月末には、ニプロファーマの製造販売承認も承継し、信頼性保証部等の関連部門の統合も行う。再編に伴う人員削減については未定。