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FDA Humiraに潰瘍性大腸炎の効能追加承認

公開日時 2012/10/02 04:00

 米食品医薬品局(FDA)は9月28日、米アボットラボラトリーズ(本社:イリノイ州ノースシカゴ)のTNF-α阻害剤Humira(アダリムマブ)について、中等度から重症の潰瘍性大腸炎(UC)の効能追加を承認した。


Humiraは、米国では、2002年に関節リウマチ(RA)、2005年に乾癬性関節炎(PA)、2006年に強直性脊椎炎(AS)、2007年にクローン病、2008年に尋常性乾癬(PP)、2008年に若年性特発性関節炎(JIA)の適応を取得しているため、UCは7番目の適応となる。


FDA医薬品評価研究センター(CDER)のDonna Griebel消化器・先天異常用製品部長は、「UCの患者というのは皆異なった症状を持つために、治療は各患者に合ったものでなければならない」と指摘、「今日のHumiraの効能追加承認は、既存の治療で十分に奏功しなかった患者に重要な治療オプションを提供することになる」と同剤の効能追加を高く評価した。


米国立衛生研究所(NIH)によると、米国ではUC患者は約62万人という。


カリフォルニア大学サンディエゴ校のWilliam J Sanbron博士(消化器学)は、「この(UCの)患者集団には、過去7年間新規治療法が承認されなかったという大きなアンメットメディカルニーズがある」としたうえで、「今回のFDAの効能追加承認は、UCを管理するために別の治療選択肢を求めていた患者および医療関係者にとってグッドニュースだ」と同剤のUC治療薬としての登場を歓迎した。


アボットのJohn M Leonard上級副社長(グローバル医薬品研究開発担当)は、「2002年後半にHumiraが最初の承認を取得してから、より多数の患者が恩恵を受けられるようにこの治療オプションも目的として考慮し、複数の疾患に対する薬剤として研究してきた」と過去を回顧し、「この承認は、アボットが、IBD(炎症性腸疾患)患者に恩恵をもたらせるようにパイプラインに投資、それを前進させたことを浮き彫りにするものだ」と話した。


 

 

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