第一三共 認知症患者の家族向け「相談ノート」を無償提供 医師に相談しやすく
公開日時 2013/01/07 04:00
第一三共は、認知症患者の家族や介助者が日々の出来事を書き留めたり、受診時に医師に相談したいことを記入できるよう工夫した「相談ノート」の無償配布を始めた。相談ノートでは、記載した日にちとともに、一般的な症状のチェック欄や気づいたことなどを記載する欄を設けている。
配布は昨年12月25日から始め、同日から放映を始めた認知症啓発テレビCMの第2弾でも、前回に引き続き女優の樹木希林を認知症のおばあちゃん役に、診察室で「相談ノート」を用いて相談している姿を描いた。同社は、「診察室ではわからない家庭でのご本人の変化や気づいたことを家族から先生に伝えることが大切、というメッセージをこめた」としている。
相談ノートの入手はフリーダイヤル0120-501-080まで。個人の受付は2013年2月末までで、毎日9時~21時(年末年始は9時~17時)まで受け付ける。医療機関や介護施設への配布期限は設けていない。テレビCMは全国で12月25日~13年1月20日まで放映する。