ＭＲ認定センターは１月28日、2012年12月９日に実施した第19回ＭＲ認定試験の結果を公表した。受験者数5149人のうち合格者は4185人で、合格率は81.3％だった。第１回～19回の受験者数などの累計は、受験者数（延べ数）13万7695人、合格者数11万1546人、合格率81.0％――で、今回の合格率は若干ながら過去の平均よりも高かった。

今回の試験から新しい試験内容で実施された。試験科目は従来の▽薬理学▽薬剤学▽添付文書▽疾病と治療▽医薬概論▽PMS――の６科目から、▽医薬概論とPMSを統合した「医薬概論」▽薬理学、薬剤学、添付文書を統合した「医薬品情報」▽「疾病と治療」――の３科目となり、テキストも新しくなった。

それでも今回の合格率が過去の合格率より0.3ポイントプラスだったことについて、同センターは本誌に、「本質的には変わらないものの、テキストも新たなものになった。従来の『テキスト＋過去問題集』という勉強のスタイルから、受験者が新たなテキストを忠実に勉強し、理解して、自分の知識として身につけた結果だと思う」とコメントした。

今回の試験の受験者などの内訳は、新規受験者が4413人、合格者3805人、合格率86.2％、再受験者では同736人、380人、51.6％――だった。各受験者に対する試験結果の通知は、所属企業を経由して、１月25日発送の宅配便で送付される。ＭＲ認定試験の合格とともに、６か月の実務経験を修了認定された人は、申請により、ＭＲ認定証が発行される。