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帝人ファーマ フェブリクなど7製品をLTLファーマに承継 ムコソルバンやネシーナも“ベストオーナー”へ

公開日時 2026/06/18 04:52
帝人ファーマは6月17日、高尿酸血症治療薬・フェブリクや骨粗しょう症治療薬・ボナロンなど7製品の製造販売承認をLTLファーマに承継することで合意したと発表した。承継後はLTLファーマが単独で販売及び情報提供活動を行う予定。また、帝人ファーマはこの日までに、難病・希少疾病向け医薬品4製品のみを取り扱い、4製品に含まれない気道潤滑去痰剤・ムコソルバンや、ネシーナなど複数の2型糖尿病治療薬などは“ベストオーナー(最適な担い手)”への承継を行う方針を決めた。

LTLファーマへの承継で合意した7製品は、フェブリクやボナロンのほか、▽吸入ステロイド喘息治療薬・オルベスコ、▽人口唾液・サリベート、▽噴霧式口内炎治療薬・サルコート、▽持続性気管支拡張剤・腹圧性尿失禁治療薬・スピロペント、▽鎮咳剤・ライトゲンーーとなる。承継先をLTLファーマとした理由は、「長期収載品の安定供給と製品ライフサイクルの最適化に強みを持つ」ためだとしている。

両社は承継に向けた行政上・法令上の手続きを進めており、ボナロン、スピロペント、ライトゲンーーの3製品は2026年12月に、フェブリク、オルベスコ、サリベート、サルコートーーの4製品は27年4月に承継する方向で調整している。販売も移管し、承継後はLTLファーマが単独で展開する。

◎取扱製品 将来的にヨビパス、ソマチュリン、レブコビ、ゼオマインの4製品に

帝人ファーマは現在、医薬品事業における構造改革を通じた収益基盤の改善に取り組んでおり、希少疾患・難病領域に経営資源を集中する方針を掲げている。同社は本誌取材に、帝人ファーマとして今後も取り扱う医薬品は、▽副甲状腺機能低下症治療薬・ヨビパス、▽持続性ソマトスタチンアナログ徐放性製剤・ソマチュリン、▽アデノシンデアミナーゼ欠損症治療薬・レブコビ、▽A型ボツリヌス毒素製剤・ゼオマインーーの4製品だと説明した。スペシャリティケア推進部が取り扱うが、MR数は非開示。

一方、これら4製品に含まれない製品には、ムコソルバンや2型糖尿病治療薬のネシーナ、リオベル、イニシンク、ザファテック、活性型ビタミンD3製剤・ワンアルファなどがある。同社は「ベストオーナーへの承継を検討する」と述べた。なお、骨粗しょう症治療薬・オスタバロは、整形外科領域に強みを持つあゆみ製薬に承継することで合意しており、7月を目途に販売移管を進め、その後に製造販売承認を承継する予定になっている。

帝人グループは28年度を最終年度とする中期経営計画の期間中に300人規模の早期退職者を募集する予定で、帝人ファーマからはこの半数となる約150人の募集を計画している。帝人ファーマのMR数は4月時点で約630人のため、今後500人を下回る規模になる。将来、医薬品事業は難病・希少疾患向けの4製品のみを取り扱うことになった場合、帝人ファーマMRの多くは在宅医療向け製品のCPAP(持続陽圧呼吸療法)、HOT(在宅酸素療法)、NPPV(非侵襲的陽圧換気療法)をメインに手掛けることになる。
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