大塚製薬 メプチンスイングヘラー発売 既存品を小型化 より使いやすく
公開日時 2014/06/24 03:50
大塚製薬はこのほど、気管支喘息や慢性気管支炎など気道閉塞性障害の症状の緩解に使う短時間作用性β2刺激剤(SABA)「メプチンのスイングヘラー10μg吸入100回」(成分名:プロカテロール塩酸塩水和物)を7月2日に発売すると発表した。2005年に発売した粉末吸入式製剤メプチンクリックヘラー10μgの改良製品となる。
新製品は、小児や高齢者も操作しやすい吸入剤を目指し、大塚製薬と同社子会社の大塚テクノが共同開発した。機器のボタンを押すと1吸入分の薬剤がセットされるため吸入しやすい。また、吸入器と保管容器が一体となっており、小型化して携帯性にも優れている。
大塚製薬は、メプチンを1980年に発売して以来、内用薬から吸入剤まで幅広く7剤形12製剤をそろえ、SABA市場でトップシェアを維持している。13年度の売上は49億円。吸入剤では粉末吸入式製剤の他、噴霧吸入式製剤も発売している。