ヤンセン 抗悪性腫瘍薬ベルケイドでマントル細胞リンパ腫の適応追加を申請
公開日時 2014/10/20 03:52
ヤンセンファーマは10月17日、抗悪性腫瘍薬ベルケイド(一般名:ボルテゾミブ)について、マントル細胞リンパ腫の適応追加を承認申請したと発表した。同薬はこの適応で希少疾病用医薬品の指定を受けている。海外では、この適応症で既に54カ国で承認済みとなっている。
マントル細胞リンパ腫は、通常高齢者が発症する進行性の血液がん。悪性リンパ腫の3%程度を占める。主にリンパ節で発症するが、骨髄や肝臓などの組織へ広がる場合もある。生存期間中央値はおよそ3~4年と予後不良で、初回再発例は1~2年とされる。
ベルケイドはプロテアソーム阻害作用を有する抗悪性腫瘍薬で、国内では2006年に発売された。現在の適応症は多発性骨髄腫で、ヤンセンと武田薬品が共同販促している。