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【World Topics】米国流ディスカウント・クリニック

公開日時 2015/01/19 03:50

「節約で、よりよい暮らし(save money, live better!)」のキャッチコピーで知られる米国量販店最大手のウォルマートが、店舗内に外来クリニックを開設し、各方面の注目を集めている。(医療ジャーナリスト 西村由美子)


http://www.walmart.com/cp/Walmart-Clinics/1078904


ウォルマートのクリニック開設の基本方針は医療資源に乏しい地域すなわち“医療過疎地域”優先。実際、 最初のクリニックはサウスカロライナ州南部、テキサス州南部など、いずれも米国内でも社会経済的後進地域として 、同時に無保険者比率の高い地域として知られているエリアだ。すでに2014年内に 12クリニックを開設し、今後も継続的に展開予定である。


http://i.walmartimages.com/i/if/hmp/fusion/Clinics_092414.pdf


ウォルマート・クリニック はプライマリケアに特化した外来クリニックで、学校行事やサマーキャンプに参加するのに必要とされる程度の簡単な健康診断や各種の予防接種から糖尿病などの慢性病のケアまで、診断から医薬品の処方まで常駐するナースプラクティショナーが手がける。週末を含め週7日間オープン。 予約もできるが、予約なしのウォークイン利用が可能。ウォルマート従業員保険のほか、公的医療保険のメディケア、メディケイドも受け付ける。


ユニークなのは診療価格が明示されていることで、外来受診料$40(ウォルマート従業員保険加入者は家族を含め$4のコーペイメントのみ)、妊娠判定$3、コレステロール検査$8と一般診療所に比して圧倒的に低価格であるばかりでなく、 大手ドラッグストア・チェーン が店舗内に開設しているディスカウント・クリニック(妊娠判定$22、コレステロール検査$69)と比べても圧倒的に競争力ある価格付け。量販店最大手の真骨頂発揮というべき状況。


ウォルマートはかつて店舗内にジェネリックの大幅ディスカウントを実施する処方箋薬局を開設し、全米に処方箋役のディスカウント競争を巻き起こしたことで知られており、今後、ウォルマート・クリニック展開が全米に進めば、一般の医療機関の価格付けに大きな影響を及ぼすのではないかとの見方が強まっている。
 


 

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