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米ブランド品薬価 平均14.8%の上昇:調査会社

公開日時 2015/02/19 03:50

米国では、2014年には、ブランド医薬品(先発品)の薬価(対前年比)は14.8%、スペシャルティ医薬品の薬価は9.7%、ジェネリック医薬品(GE)の薬価は4.9%上昇したことが分かった。医薬品価格の調査や保険会社・PBM(薬剤給付管理会社)のコンサルタント業務を行っている米Truveris社の報告書「Truveris National Drug Index」で明らかになった。


ブランド医薬品では薬効領域に関わらず、薬価が上昇したが、特に値上げ率が大きかったのは、筋肉痛・筋肉硬直治療薬が29.8%、抗炎症薬が26.6%、COPD(慢性閉塞性肺疾患)治療薬が23.0%、心臓疾患治療薬が19.4%などだった。


GEにおいても、薬効領域別では、値上げ率の高い順に、筋肉痛・筋肉硬直治療薬が31.9%、抗炎症薬が31.7%、心臓疾患治療薬が23.7%とブランド品と同様の傾向を示した。GEでは、このあとに、にきび治療薬が18.1%、感染症治療薬が11.8%と続いた。


同調査結果について、Truveris社のBrian Birch会長、社長兼CEOは、「すべてのカテゴリーで薬価が上昇していることは、患者、雇用者、保険者および連邦議会議員にとっての懸念を増大させる」と指摘したうえで、「吸収合併、諸規制、フォーミュラリーへの圧力など業界のマクロなトレンドを見ると、この価格上昇は2015年も米国民の世帯や従業員に影響を及ぼし続けるとみる」と見通した。


「Truveris National Drug Index」は、米国で唯一の処方せん薬の平均価格を調査している処方せん薬価格指数(NDI)である。


米医薬専門誌「Fierce Pharma」(フィアース・ファーマ:1月29日付)は、このような価格上昇について、PBMや保険者は価格交渉で反撃を見せていると伝えている。その一例として、COPD治療薬においてグラクソスミスクライン(GSK)とアストラゼネカ(AZ)が、PBMのフォーミュラリー収載獲得に激しい競争を行い、GSKのAdvairは昨年、大手PBMのExpress Scriptsのフォーミュラリーから除外されていたが、今年は値引きにより収載された。一方、薬価の高い新薬Breo(吸入ステロイド/長時間作用型吸入β刺激薬)は2014年、そして今年も除外されたままだ。


また、価格が非常に高く話題となったC型肝炎治療薬では、多くの保険支払者が価格交渉への関与を求め、20件程度の支払者は、ギリアード社およびアッヴィ社の薬剤のフォーミュラリー収載を拒否した。


 

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