武田薬品 日本オンコロジー事業部を発足 4月1日付 海外最新情報などより早く入手
公開日時 2015/03/24 03:51
武田薬品は3月23日、グローバル・オンコロジー・ビジネスユニット(所在地・米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)の日本部門として、日本オンコロジー事業部を4月1日付で発足させると発表した。これに伴い、これまで日本の医薬営業本部の中で活動していたオンコロジー関係のMR、マーケティング担当者らは日本オンコロジー事業部に4月1日付で異動し、グローバル・オンコロジー・ビジネスユニットの傘下で活動する。海外での抗がん剤の使用状況や最新情報などの各種情報が、より早く入手できることが期待されるとしている。
日本オンコロジー事業部は、日本の医薬営業本部とも連携して活動し、必要に応じて循環器系の領域MRや消化器系の領域MRと連携した情報提供活動を行う。
三好集・日本オンコロジー事業部長は、「日本オンコロジー事業部の発足により、日本のがん患者さんの切実なニーズに、より広範かつ迅速に対応することが可能になるものと考えている。今後も同事業部を通じ、日本のがん患者さんやがん患者さんをサポートする医療関係者の1人ひとりに貢献していく」とコメントしている。
同社は現在、日本で、結腸・直腸がん治療薬ベクティビックス、悪性リンパ腫治療薬アドセトリスなどを発売している。また、米国FDAから再発・難治性の全身性ALアミロイドーシスに対してブレークスルー・セラピー(=画期的新薬)の指定を受けたixazomibなどを日本で開発中。