武田薬品・宮柱JPBUプレジデント 「タケダイズムを軸に価値観を守り進化しよう」 新入社員にエール
公開日時 2026/04/02 04:52

武田薬品のジャパンファーマビジネスユニット(JPBU)の宮柱明日香プレジデントは4月1日、入社式の挨拶で、「世界中の人々の健康と輝かしい未来のために、私たちがやるべきことはたくさんある。タケダの未来に向けて一緒に前へ進みましょう」と新入社員に呼び掛けた。入社式は東京グローバル本社で行われ、新入社員28人が参加した。宮柱プレジデントは同社の価値観である、誠実(公正・正直・不屈)の“タケダイズム”を挙げ、「これから先もタケダが力強く発展し続けるにはこの価値観を大切に守りながら企業文化を育み、進化させていくことが大切だ」と述べた。
宮柱プレジデントは、自身がMRとして武田薬品に入社したことを披露した。その後の職歴としてインドネシアやベトナムに勤務した経験を明かし、「国や地域が違えば医療を取り巻く環境も仕事の進め方も、大きくその前提が異なる。不確実性が高い中でどうするべきか意思決定を行い、患者さんに貢献するために前進していく場面が日常的にあった」とのエピソードを語った。「私は患者さんのためにどうすればもっと早く確実に必要な薬剤を届けられるのかと自分たちに問いかけている」と初心の大切さを訴えた。
さらにAI時代に求められることとして、▽何のためにこの仕事をするのかという「志」、▽自分で考えて決め、その結果から学び続けるという「判断力」、▽前例にとらわれずもっと良い方法はないかと問い続ける「真の創造性」―の3点を挙げた。「これらは一つひとつの問いに向き合い、考え、行動していく中で、少しずつ培われていく。そして一人ひとりの積み重ねが、タケダイズムを軸に企業文化を育み、私たちの事業を持続的に発展させていくことにつながる」とエールを送った。
◎古田CFO 「コツコツ失敗して何を学び取るか」とエール
古田未来乃チーフフィナンシャルオフィサー(CFO)は、「本当の失敗を語れるように自分を成長させてほしい」と呼び掛けた。古田CFOは、何かに挑戦するときにうまくいかない場合も、「どのように課題にチャレンジしたか、どんな目標を設定したか、その行動をとるときに何を考えたか。そのプロセスによって得られる結果に対する自分の感度は大きく変わる」と強調。「成長のカーブは、コツコツ失敗してそこから何を学び取ったかに尽きると思う」と述べた。
また、「失敗を、失敗なのか成功談なのかわからない言葉で丸めず、自分で何が分かったのか、何を感じたのか、次はどのようにすべきなのかを溜めておいてほしい。1年後、3年後、5年後、20年後に見えてくる景色がもっと大きくなるはずだ」と新人社員の背中を押した。
◎生薬体験 武田薬品の原点を学ぶ

入社式後には、新入社員を対象に、生薬を薬研ですり潰す体験とオリジナル七味を作る体験を実施。かつて漢方を取り扱っていた同社の原点に触れ、企業を理解してもらう目的で、新入社員を対象に初めて開催された。新入社員は、力を込めてすり潰したり、生薬の香りを楽しんだりしていた。