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PhRMA 服薬アドヒアランス研究に助成金

公開日時 2015/04/24 03:50

米国研究製薬工業協会(PhRMA)は、若手研究者が行う服薬アドヒアランス(遵守)向上をめぐる研究について、2015年の助成対象を決めた。アドヒアランスが、安全性・有効性の観点だけでなく、医療経済の観点からも重要としている。PhRMAが4月15日発表した。


助成金は、「若手研究者服薬アドヒアランス助成金プログラム」(Young Investigator Adherence Grant Program)と呼ばれる制度のもと、PhRMA財団により運営されている。2012年に設置された。対象は、服薬アドヒアランス向上に革新的かつ有効なアプローチについて知見を進歩させた博士号取得見込み者、博士研究員、若手教員など。


PhRMAによると、服薬アドヒアランスは臨床的かつ経済的に良好なアウトカムを生み出すことがわかっている。服薬アドヒアランスが不良の場合、米国のヘルスケアシステムでは毎年、回避できる入院やナーシングホームへの収容、早すぎる死亡などで1000億ドルから3000億ドルの経費が消費されているという。服薬アドヒアランスを向上させることは、ヘルスケアの質の改善、慢性疾患の適正管理の促進や良好なアウトカムの促進にとって欠かせない。


PhRMA財団のEileen Cannon専務理事は、「米国人4人のうちほぼ3人は指示された通りに薬を服用していない。このことは服薬アドヒアランス研究の重要性を浮き彫りにするものだ」と指摘したうえで、「この助成金を、服薬アドヒアランス改善を目的とした政策や介入およびツールの立案や検討を促すことに役立ててほしい」と語った。


2015年度の助成対象者は以下の4名である。

*メリーランド大学 Xian Shen氏(修士)
*テネシー大学 Satya Surbhi氏(修士)
*ヒューストン大学 Sujit S Sansgiry氏(博士)
*ヒューストン大学 Susan Abughosh氏(博士)
 

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