認定センター・MR意識調査 半数が今後「プライマリ担当MRは減少」
公開日時 2015/05/18 03:51
MR認定センターは5月15日、1万2000人余りから回答を得たMR意識調査報告書をまとめた。今後のMRを取り巻く環境について、72.3%が専門性の高い領域別MRは「増加する」と回答する一方、半数の52.1%はプライマリ担当MRは「減少する」と見ている。
これは生活習慣病薬より、がんや肝炎など専門性の高い医薬品が上市される傾向を反映したものとみられる。しかし、今後の医療制度では地域包括ケアといった地域医療が強化される方向にあり、そこでは幅広い領域の情報収集・提供の必要性も指摘されるところ。同センターの12年に行った調査では、プライマリ領域でのMRが減少すると見ているのは約2割だった。同認定センターは「揺らぐMRの姿が見えてくる」としている。
調査は、同センターに登録している製薬企業187社、CSO15社、卸1社を通じ、各社MR数の概ね20%を無作為に抽出して、ウェブアンケートによって行ったもの。2月の1カ月間行い、1万2231人から回答を得た。