東和薬品は９月14日、後発医薬品（以下、GE）の生産能力を2018年度に年間140億錠に引き上げると発表した。15年度の生産能力は年間75億錠で、２倍近く増やす。同社は５月に公表した中期経営計画で18年度に125億錠に引き上げるとしていたが、政府の新たなGE使用促進策が６月末にまとまったことから生産体制を再検討し、今回15億錠上積みすることにした。

政府は、GEの数量シェアを17年央に70％以上、18年度～20年度末までの間のなるべく早い時期に80％以上にするとしている。

同社では山形、岡山、大阪の３工場生産体制をしいている。このうち山形工場の生産能力について、15年度の25億錠から18年度に65億錠にする。中期計画では18年度目標は50億錠だった。今回の山形工場の設備投資額は253億円、工期は16年６月～17年12月の予定。

なお、岡山工場は現在増強中で、17年度には年間50億錠体制に、大阪工場では年間25億錠を生産できる。