米リリー フェーズ3のCETP阻害薬エバセトラピブ開発中止 日本含む
公開日時 2015/10/19 03:50
米イーライリリーは、高リスク動脈硬化性心血管疾患治療薬として日本を含むグローバルフェーズ3を進めていたCETP阻害薬エバセトラピブ(Evacetrapib)の開発を中止すると発表した。有効性が不十分と判断したため。
これは37カ国540施設で1万2095人の患者を対象にして計画された「ACCELERATE試験」において、これまでの試験結果に関する定期的データ評価から、主要評価項目を達成する見込みが低いというデータモニタリング委員会の勧告を受けたもの。米リリーは開発を中止し、本プログラムにおける他の試験も終了することにし、10月12日に発表した。
主要評価項目は、複合心血管イベント(心血管死、心筋梗塞、脳卒中、冠動脈再建または不安定狭心症のための入院)が最初に発生するまでの期間としていた。
〈訂正〉(10月19日11時)
下線部を訂正しました。