AZ・塩野義 高コレステロール血症治療薬クレストール OD錠の承認取得
公開日時 2016/02/18 03:50
アストラゼネカ(AZ)と塩野義製薬は2月17日、高コレステロール血症治療薬クレストール(一般名:ロスバスタチンカルシウム)の新剤形として、口腔内崩壊錠の「クレストールOD錠2.5mg、同OD錠5mg」の製造販売承認を取得したと発表した。承認取得は15日付。水あり、水なしのどちらでも服用可能で、水なしの服用では15秒程度で溶けるという。
両社は「嚥下機能が低下している患者、水分摂取を控える必要がある患者などに新たな治療の選択肢を提供できるとともに、患者の服薬コンプライアンスの向上も期待される」としている。
同OD錠は塩野義が開発し、AZが承認申請して承認を取得したもの。既存の通常錠と同様、OD錠も両社で共同販売する。OD錠は「薬価収載後、速やかに発売する」(塩野義広報部)としている。薬価収載は6月になる見通し。