爪白癬外用薬クレナフィン 処方医の8割近くが処方増意向
公開日時 2016/02/29 00:00
半数近くが「有効性高い」と評価爪の肥厚症例では「効果劣る」との声も水虫の名で知られる足白癬は、進行するにつれて白癬菌が爪と皮膚の間の爪床に入り込み、爪白癬となることが少なくない。外用抗真菌薬の塗布による治療が多い足白癬と違い、爪白癬の根治では経口抗真菌薬の内服が必要になる。従来、爪白癬に対する経口抗真菌薬としてイトリゾール、ラミシールがあるが、前者は生活習慣病治療薬などとの薬物相互作用を起こす薬剤が多く、後者は重篤な肝機能障害の副作用があるため、高齢者などでは使用がままならないことも少なくなかった。そこに14年9月に登場したのが爪白癬を適応とする初の外用薬、クレナフィンである。外用液剤が入ったボトルのキャップを外すと、刷毛が先端についており、それで爪の表面に塗布する。薬効成分が爪の構成成分で...