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AZとリリー 新規の経口認知症薬AZD3293 日本含む国際共同P3へ

公開日時 2016/04/15 03:51

アストラゼネカとイーライリリーは4月14日、日本法人を通じて、共同開発している新規機序の経口アルツハイマー型認知症治療薬AZD3293が国際共同フェーズ3(P3)試験に進むと発表した。世界14か国で開発しており、この中に日本も含まれる。これまで実施していた国際共同P2/3試験「AMARANTH試験」の独立データモニタリング委員会が、安全性に関する中間解析結果を踏まえ、試験を変更せずにP3に移行することを推奨した。

AZD3293.は早期アルツハイマー型認知症の治療薬候補として開発されている経口のβセクレターゼ切断酵素(BASE)阻害薬。アルツハイマー型認知症の進行は、アミロイドβと称される蛋白質で構成されるアミロイド斑が蓄積する特徴がある。BACEはアミロイドβに関連する酵素で、BACEを阻害することでアミロイド斑の形成を防ぐ。病態の進行を抑制できると期待されている。

リリーのバイスプレジデントでアルツハイマー型認知症のグローバル開発リーダーのフィリス・フェレル氏は、「アルツハイマー病の謎を解き明かす道程において重要で意味のある一歩」とコメント。AZの低分子化合物研究・早期開発担当エグゼクティブバイスプレジデントのメネ・パンガロー氏は「BACE阻害薬はアルツハイマー病の進行を促進するとされる主要因子を標的として阻害する可能性を有している」とし、「このような疾患修飾によるアプローチは、アルツハイマー病の治療を変える可能性があり、アンメットメディカルニーズの非常に高いこの領域において患者の役に立つことが期待される」とコメントしている。

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